NEWS 〔記事全文〕
- Home(NEWS)
- >NEWS〔記事全文〕
「比較されない地域づくり」萌木の村株式会社 社長 舩木 上次さん
2008年07月01日

「住んでいる人が、『世界で一番美しい自然景観を持ったところだ』ということに気づいて欲しいし、ここを活かせたら黙っていても魅力で人が集まる場所になる」と話す萌木の村株式会社の社長で、平成十四年度の観光カリスマ一〇〇選に選ばれた舩木上次さん(59)。
「(山梨県は)太平洋プレートやユーラシアプレート、北米プレート、フィリピンプレートが交差し、押し集まって山に囲まれ、山の形や性質がそれぞれ違う。泉質の多さは世界で一番じゃないだろうか」といい、「山に囲まれて自然環境の厳しい場所ということは、逆に考えると自然が豊かな場所。標高差もあり、(農作物は)少量多品種で付加価値の高い田園風景が出来るのではないか」と語る。
固有の財産
「今、あらゆるもので全国の平均的なものを見て競争している」と、同じような企画やイベントによる町づくりは、常に比較対象の中にあるとし、「ここの事は、ここでしか出来ない価値が出来れば、比較されないだろう。企業誘致もここでなければ出来ないというジャンルのコンセプトが必要だと思う」と話す。
「沖縄の観光がなぜ復活したか。以前はパスポートを持たずに海外旅行の気分を味わうことが出来ると、ハワイやサイパンみたいなイメージづくりをやっていたが、旅行者が実際にハワイに行くようになると『ハワイの質の方が良い』になって、衰退していった。しかし、沖縄は他と比較できないものを全面に出して、今、『ザ・沖縄』として固有の価値を全面に出して成功している。横浜中華街もしかり」と例を上げる。
そして「物でも、人でも、事でもいい。比較されないもので打って出て、それだけを外に向ける。他と比較するような相対的な価値のものは入れない」と競う観光からの脱却を訴える。
北杜市の地の利
「北杜市の中でも八ヶ岳は岩盤の土地。野辺山になぜ宇宙電波観測所があるのか、その条件を考えてみることも必要だろう。今、ホストコンピュータのバックアップ先として、海外に持っているところが多いが、北杜市はコンピュータの疎開先として最高ではないかと思うし、白州や武川は水とかを使いながら環境やエコという食の安全の企業以外はいらないということも考えられる」と話す。
求められるリーダー
「観光には、内側に向けるものと外側に向けるものがある。外に向けるものは、芸術性やそこにしか無いもので、花火大会などは、比較される対象になるので、外にコマーシャルする必要はないだろう」という。
「観光を見直すのは人間ドックに入るようなもの、問題は解っているのに…」、「内部での話しを徹底的に開き、皆で考えるのではなく、ある人が総監督になって指揮を執る。そういう人に市の観光は、こう思うというレポートを出してもらうというのもいいかもしれない。企業でも最終的に決める人がいるでしょう」とリーダー的な存在の必要性を語る。
ブランドづくり
「山梨のブランドをつくろうという活動に関わったが、歴史や売上げで比較したり、品質や力関係で比較するという、どの物差しを使うのか分からなくなって、結局トップがいなくなった」と残念そうに語り、大分県のある焼酎メーカーが有名ブランドになったことで、結果的に、その地域全体の底上げになった例を話す。
「市内の民話には、水がやたらと出てくる。世界一の水の物語が出来ないだろうか」といい、「人は水をベースにして生きている。世界の四〇%は水不足。二十一世紀は水の時代になるのではないか。その水に一番恵まれているのが日本で、その中でも山梨の水はすごい。三〇〇〇メートル級の山、そして雨が降ると標高差によって急流で流れる」と熱が入る。
「これから本質的に価値のある物は、健康の源の水じゃないか。水と空気と食料で、このバランスが取れているのが山梨でしょう。水を守ることを頭に置いて公共工事をやって行くことで、環境もよくなる」と話し、「美しい景色を見て東京じゃ買えないという風土をつくる。我慢しなければならないこともあるが、その方向に進んで行くことも必要だと思う」と語っている。
Tweet

「住んでいる人が、『世界で一番美しい自然景観を持ったところだ』ということに気づいて欲しいし、ここを活かせたら黙っていても魅力で人が集まる場所になる」と話す萌木の村株式会社の社長で、平成十四年度の観光カリスマ一〇〇選に選ばれた舩木上次さん(59)。
「(山梨県は)太平洋プレートやユーラシアプレート、北米プレート、フィリピンプレートが交差し、押し集まって山に囲まれ、山の形や性質がそれぞれ違う。泉質の多さは世界で一番じゃないだろうか」といい、「山に囲まれて自然環境の厳しい場所ということは、逆に考えると自然が豊かな場所。標高差もあり、(農作物は)少量多品種で付加価値の高い田園風景が出来るのではないか」と語る。
固有の財産
「今、あらゆるもので全国の平均的なものを見て競争している」と、同じような企画やイベントによる町づくりは、常に比較対象の中にあるとし、「ここの事は、ここでしか出来ない価値が出来れば、比較されないだろう。企業誘致もここでなければ出来ないというジャンルのコンセプトが必要だと思う」と話す。
「沖縄の観光がなぜ復活したか。以前はパスポートを持たずに海外旅行の気分を味わうことが出来ると、ハワイやサイパンみたいなイメージづくりをやっていたが、旅行者が実際にハワイに行くようになると『ハワイの質の方が良い』になって、衰退していった。しかし、沖縄は他と比較できないものを全面に出して、今、『ザ・沖縄』として固有の価値を全面に出して成功している。横浜中華街もしかり」と例を上げる。
そして「物でも、人でも、事でもいい。比較されないもので打って出て、それだけを外に向ける。他と比較するような相対的な価値のものは入れない」と競う観光からの脱却を訴える。
北杜市の地の利
「北杜市の中でも八ヶ岳は岩盤の土地。野辺山になぜ宇宙電波観測所があるのか、その条件を考えてみることも必要だろう。今、ホストコンピュータのバックアップ先として、海外に持っているところが多いが、北杜市はコンピュータの疎開先として最高ではないかと思うし、白州や武川は水とかを使いながら環境やエコという食の安全の企業以外はいらないということも考えられる」と話す。
求められるリーダー
「観光には、内側に向けるものと外側に向けるものがある。外に向けるものは、芸術性やそこにしか無いもので、花火大会などは、比較される対象になるので、外にコマーシャルする必要はないだろう」という。
「観光を見直すのは人間ドックに入るようなもの、問題は解っているのに…」、「内部での話しを徹底的に開き、皆で考えるのではなく、ある人が総監督になって指揮を執る。そういう人に市の観光は、こう思うというレポートを出してもらうというのもいいかもしれない。企業でも最終的に決める人がいるでしょう」とリーダー的な存在の必要性を語る。
ブランドづくり
「山梨のブランドをつくろうという活動に関わったが、歴史や売上げで比較したり、品質や力関係で比較するという、どの物差しを使うのか分からなくなって、結局トップがいなくなった」と残念そうに語り、大分県のある焼酎メーカーが有名ブランドになったことで、結果的に、その地域全体の底上げになった例を話す。
「市内の民話には、水がやたらと出てくる。世界一の水の物語が出来ないだろうか」といい、「人は水をベースにして生きている。世界の四〇%は水不足。二十一世紀は水の時代になるのではないか。その水に一番恵まれているのが日本で、その中でも山梨の水はすごい。三〇〇〇メートル級の山、そして雨が降ると標高差によって急流で流れる」と熱が入る。
「これから本質的に価値のある物は、健康の源の水じゃないか。水と空気と食料で、このバランスが取れているのが山梨でしょう。水を守ることを頭に置いて公共工事をやって行くことで、環境もよくなる」と話し、「美しい景色を見て東京じゃ買えないという風土をつくる。我慢しなければならないこともあるが、その方向に進んで行くことも必要だと思う」と語っている。
最近のエントリー
»平山郁夫作品を市に寄贈 :2012年01月15日
»北杜市交通安全協会安全祈願祭 :2012年01月13日
»清泉寮前に、巨大氷のリース登場 :2012年01月11日
»消防出初式 :2012年01月09日
»人気のヤマネのお守りづくり、子供の広場も設営 :2012年01月08日
»キース・へリング美術館、市民無料開放実施中 :2012年01月07日
»「八ヶ岳オーロラ伝説」のレーザーショー開催 :2012年01月06日
»明野対策協が、抗議活動を再開 :2012年01月05日
»アカネズミ :2012年01月04日
»凍 光 :2012年01月01日
»新年を迎える準備進む(身曾岐神社) :2011年12月29日
»元旦は、長坂駅前から「初日の出」を見よう! :2011年12月27日
※山梨県北杜市の電話の局番は、 0551 です。[HOME(NEWS)へ]












