くらし

「ことばの学校」が10周年。受講者募集中

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二〇〇〇年十一月に開校した「ことばの学校」が今年、十年目を迎え、九月五日に「第十回金田一春彦ことばの学校」(金田一真澄校長)として、記念事業を計画しており、現在、受講希望者の受付けを行っている。

ことばの学校は、日本語の素晴らしさや方言を見直し、言葉を通して地域文化の発展を進めようと開かれているもので、トークショーをはじめ、語り、民話、講演など、様々な角度から言葉の大切さを伝えてきた。

今回は、十回目の記念事業として、女優の竹下景子さん(写真)を迎えたトークショーと、金田一春彦氏の二男で杏林大学外国語学部教授の金田一秀穂さんによる記念講演を予定している。

当日は午前九時五十分から開校式を行い、一校時が山梨英和大学アカペラサークル「1LDK」のコンサート、二校時は方言川柳入賞作品発表、三校時が竹下景子さんを囲んだトークショーと続き、午後の四校時は東路流日舞、五校時は講師に金田一さんを迎えた「たまにはゆっくり話してみませんか」と題した講演が開かれる。「ことばの学校」の受講は無料だが、整理券が必要。

一方、今回の記念事業に合わせて、「金田一春彦ことばの学校│第10回を記念して│」と題した記念誌がこのほどまとめられた。

記念誌は、A4版の四十七ページで、ことばの学校が始まった第一回目からの内容をまとめて足跡を紹介しているほか、金田一真澄さん、田中美奈子さん、金田一秀穂さんの対談を紹介している。

この記念誌は六百部作成され、配布は実行委員会の今後の運営費の協力として、協力金千円以上の寄付者に配布することにしている。詳しくは、電話0551-38-1211まで。