できごと

アフガニスタンの現状を紹介

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九月十二日、長坂コミュニティ・ステーションを会場にして、映画「子供の情景」が上映された。高原アートギャラリー八ヶ岳とシネやまなしの共催。

この映画は、戦争が長引くアフガニスタンの子供たちがどんな生活を送っているのか、戦争の悲劇を問いかけている。

当日は、高原アートギャラリー館長で、アフガニスタンの子供たちが自立できる教育支援を続ける向村春樹さんを講師に迎えた講演が行われた。

向村館長は、若い頃、カブールに一ヵ月滞在した経験があり、当時、豊かな農業国のイメージだったが、二〇〇一年のニューヨークで起きたテロ事件を境に、内政状況が大きく変化してしまったこと、その犠牲になっているのが女性や子供たちであることを語った。

また、国際子ども教育基金(CEFI)を立ち上げ、現地の子供や女性たちにどんな教育を続けているのかを紹介しながら、現地の子供たちについて「哀れむ必要はないと思う。モハマド少年(印象に残っている少年)は、授業を受けて給食を食べてから稼ぎに出かける。学校では笑顔だが、バザールでは大人に交じって競争している。僕らは、〜と同じ環境の子供にチャンスの機会を与えられたらと思っている」と語った。