できごと

市内初のシーニックデッキが完成

09251.gif

八ヶ岳南麓風景街道の会(桑田愛子代表)は、高根町清里の県道二八号線(通称:北杜八ヶ岳公園線)沿いに、周囲の景観を楽しめる展望台「シーニック(景観の良い)デッキ」を八月中旬に設置し、九月十日から一般開放している。

このデッキは、安全な場所に車を止めて、沿道から見える景観スポットをゆっくり見てもらおうと、風景街道の会が、道路を管理する県や市に働きかけて実現したもので、市内で初めて設置した。

デッキは幅一・五㍍、長さ四㍍、高さ一㍍の木製で、風景街道の会のメンバーが製作し、デッキ上からはキープ農場の採草地や赤岳を眺めることができる。

また、デッキの近くには、県がタイヤチェーンの脱着場を兼ねた駐車場を整備しており、桑田代表は「これまで、深夜に採草地に現れるシカを眺めるために、路肩に駐車する車がいて危険だったが、今回の整備で安心して見てもらうことができる」と話している。

市の土地政策課によると、今後はデッキから見える山の名前を記した案内板を設置するほか、冬期間は安全上の問題から立入りを禁止することにしている。

桑田代表は「多くの方にデッキを利用してもらい、『シーニックデッキ』のモデルとして認知してもらえば嬉しい」と話し、利用状況の調査を行うことにしているという。

■シーニックデッキがある場所