くらし

水道料改定説明会、市民の参加少なく低調

10241.gif 明野会場

水道料金の統一化に向けた地域説明会が現在進められており、十月二十三日に開かれた説明会で、市内八地区のうち四地区での説明会が終了した。

二十日から始まった説明会は、明野町、須玉町(二十一日)、高根町(二十二日)、小淵沢町(二十三日)の順で開かれたが、説明会に訪れる市民は、四会場の合計でわずか六十一人。今回説明会を開いた地域世帯数一万八百八十世帯中、〇・五六%しか足を運んでおらず、住民の理解を得る説明会としては、あまりにも少ない人数といえよう。

市では、広報と回覧板による説明会開催の案内を告知したというが、市民は「(説明会は)知らない」や「ただ、説明会があるという知らせでは、お役所がやることだから興味がない。(本紙から)具体的な数字を聞いてビックリした」という声もあり、市民への水道料金改定の周知を再度検討する必要がありそうだ。

十月二十六日には、今回の水道料金改定で、最も上昇割合が高くなる大泉町が予定されるほか、長坂町(二十七日)、武川町(二十八日)、白州町(十一月六日)でそれぞれ説明会が予定されている。

水道料金の統一化は、旧町村時代の料金体系をそのまま引き継いできた現状の格差を是正するため、基本料金と従量料金の統一化を図るもので、加入世帯數が九〇%以上にのぼる十三ミリ口径で、一ヵ月二十立方メートル使用した際の料金を二千四十円(白州、武川は千五十円)にするというもの。

この料金体系への統一を図るため、二十二年四月から二年ごとの料金改定の経過措置を行い、二十八年四月から新料金に統一することにしており、十二月定例市議会に料金改定に関する条例案を提出する予定。

10242.gif 須玉会場
10243.gif 高根会場
10244.gif 小淵沢会場