くらし

創作人形の魅力伝える作品展

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長坂町のおいでやギャラリーでは、現在、創作人形作家の藤岡裕子さんの人形展「春の人形祭り2010 in 長坂」を開いている。

「創作人形アトリエ藤岡」を主宰している甲府市在住の藤岡さんは、人形を作り続けて約30年になり、講師としても活躍している。長坂で個展を開くのは初めてで、おいでやギャラリーとしても創作人形展は初めてだという。

館内には約10作品が展示されており、それらの人形は、ジャンルにこだわらず、張り子や粘土、パッキングなど様々な技法を駆使して作られているのが特徴。関節が動く球体関節人形や三ツ折市松人形などの珍しい作品も並ぶ。また、人形の衣装は、藤岡さんが自身の服や帯、古布などをリメイクして作ったもので、髪や靴などの細かいパーツも全て手作りだ。

藤岡さんは、「今回はいろいろな種類の人形を持ってきて、春らしく楽しい賑やかな感じでお披露目しました。数は少ないけれど、一つひとつの細かい部分までよく見てほしい」といい、「この建物と空間はとても素敵で使いやすく、私の人形もよく合う気がする。造形的にも楽しい創作人形の世界を知ってほしい」と話している。

展示は今月29日まで。会期中は無休、入場は無料。問い合わせは電話32-1161まで。