できごと

白州で酒米の田植え体験

05251.gif
05252.gif
05253.gif

白州町の山梨銘醸株式会社(北原兵庫社長)では、5月22日に、毎年恒例となっている「七賢 白州ふれあい自然塾」の田植え体験を開催した。

これは、消費者が実際に酒造りの現場を見て、その工程に関わることで、日本酒の魅力を知ってもらいたいと、同社が毎年取り組んでいる事業で、今年で12年目になる。

当日は、県内外から参加した約200人を前に、同社の粟澤充雄営業部長が、「皆様と支え合って12年。酒造りは米作り。白州の自然と触れ合って、田植えを楽しんでください」とあいさつ。杜氏の保阪良雄さんが田植えの手順を説明し、「これからも日本にある農業という資源を大切にしていきたい」と語った後、参加者は裸足になって70アールの水田に入り、泥の感触を楽しみながら、酒米「夢山水」の田植えを行った。夢山水はやわらかくて粒が大きく、醸造に適しており、同社では、白州町内で減農薬で育てた苗を使用している。

生産者と消費者が交流を深めながら、酒作りに取り組むこの事業では、9月に稲刈り体験、11月に酒造り体験、12月に新酒きき酒会が予定されており、かかしコンテストやラベルコンテストも実施する。

粟澤営業部長は、「年を重ねるごとに参加者が増えて、毎年来ている方も多いので、田植えがとても上手です。酒米は丈が長いので風の影響を受けて倒れやすく、収量はうるち米に比べると少なくいので栽培は大変ですが、9月の稲刈りに向けて、きちんと管理をしていきたい」と話している。