くらし

「鳥」をテーマに薮内氏の作品を展示

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白州町の薮内正幸美術館(薮内竜太館長)では、7月27日まで、前期企画展「鳥-BIRDS-」を開催している。

今回は、野鳥図鑑や科学絵本「くまげら」の原画、月刊誌「現代思想」の表紙絵、「サントリー愛鳥キャンペーン」関連の作品など、野鳥の作品約80点が展示されている。

特に猛禽類を好んだという薮内氏が仕事の合間に描いたワシタカ類の作品や、オオタカの画が完成するまでの過程を五段階にわけて描いた作品を展示したり、薮内氏が動物の骨格や筋肉を熟知していたからこそ描ける骨格図や飛翔している鳥の正面の姿を描いた作品などのほか、中学、高校時代に描いていたスケッチやトビの飼育日誌などの貴重な資料も展示されている。また、薮内氏のユーモラスな一面が窺えるイラストも含まれており、氏の人柄が垣間見える展示内容になっている。

薮内館長は、「今回の展示では、初公開の作品も多く、全部で130種以上の鳥が描かれています。何種類見つけられるか、館内でバードウォッチングを楽しんでください」といい、「これらの作品を見て鳥に興味を持ってもらうことで、日常生活の中で出合う鳥たちにも、心のゆとりを持って目を向けてもらえると思う」と話している。

問い合わせは電話35-0088まで。