くらし

マレクさんが、八ヶ岳のネットワークを学ぶ

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小淵沢町のえほん村にチェコ共和国のマレク・フィアラさん(31)が訪れ、今年十一月末まで、八ヶ岳ミュージアム協議会が進めている美術館ネットワークについて学んでいる。

マレクさんが日本に来るきっかけになったのは、今年の春、チェコのプラハを訪れた松村雅子さんが、八ヶ岳周辺で行っているミュージアムネットワークを紹介したことで、伝統工芸作品を続けながら、ミュージアム間のネットワーク作りを進めようと、ミュージアム協議会の運営を学ぶことになった。

マレクさんの父親は、ろくろ人形やドールハウスなどを作る職人で、「ミュージアムハラチェク(おもちゃ博物館)」を運営している。

十一月までの約五カ月間を利用して、ミュージアムリングに加盟する中村キース・へリング美術館や清里フォトアートミュージアム、茅野市美術館などを巡り、視察研修を通して美術館ネットワークの構築を学ぶほか、十月三十日〜十一月八日まで開かれる「八ヶ岳アートフェスティバル」にもスタッフとして参加する予定でいる。

マレクさんは「いろいろな木の特徴を学びたいし、日本のライフスタイルにも興味がある」、「木を元にしてどんなものが作れるのか考えたい」と意欲的に話している。

来日中は、えほん村を拠点に活動することにしており、問い合わせは電話36-3139まで。