できごと

子供たちが餅つきと味噌作りに挑戦

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12月25日、白州町のビューファーム鳥原平で、市内の小学生を対象とした教育ファーム事業が行われ、参加者が餅つきと味噌づくりに取り組んだ。

当日は、今年度最後の催しとなることから、昨年度参加していた親子や山梨大学の学生、フィオーレ小淵沢で行なわれた「旬の野菜づくり教室」の参加者も加わり、約80人が参加して、収穫感謝祭が開かれた。

市内産の餅米を使って行われた餅つきでは、子供たちも杵でつく作業に挑戦した。また、手作業で餅を丸めて、鏡餅を完成させたほか、青のりと紫蘇、クルミを入れた「こぶ餅」も作られた。

続いて、平成11年から小淵沢町で味噌作りに取り組んでいる「百の会」のメンバーの指導のもと、味噌作りが行われた。

今回は、教育ファームで収穫した大豆と市内産の大豆を使用して味噌作りが行われ、子供たちは、機械を使って大豆を潰してから、麦麹と米麹、塩などを入れてよく混ぜたものを丸めて樽に投げ入れる作業に積極的に取り組んだ。

最後に、同事業に協力してきた農事組合法人白州鳥原平の渡辺陽一さんが、「田植えから始まり、野菜の収穫や味噌作りまで、一年間本当にお疲れ様でした。来年もまた協力しますので、皆さんの口に入る大事な米や野菜を一緒に作っていきましょう」とあいさつした。

北杜市食と農の杜づくり課の千野臣恵課長は、今年度を振り返り、「子供たちと関わりながら、一年間楽しんで教育ファームに取り組んできました。やはり小さい頃から食育を行うのが有効だと感じている。来年度は、より多くの大人を巻き込んで、教育ファームを通して三世代交流が実現するように取り組みたい。3月頃から募集を始めるので、たくさんの人に参加してもらえたら」と話している。