くらし

被災地に1000個のフラワープランターを贈ろう

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花き生産者が呼び掛けて、東日本大震災の被災地に「フラワープランターを贈ろう」という活動が進められ、六月二十四、二十五日に、第二回目のフラワープランターを届ける活動が実施された。

被災地に花を届けようと行われている「フラワープランターを贈ろう」は、北杜市内と長野県富士見町、原村の花き生産者三十三人で組織する「八ヶ岳グリーンネットワーク」(小松良比古代表)の呼び掛けで、資材メーカーや用土メーカーなどの協力もあって進められている被災地復興支援活動で、花を植えたプランター千個を被災地に贈ることを目標にしている。

第一回目のプランターを贈る活動は、六月十一日、十二日に実施され、宮城県石巻市雄勝町の市役所、病院の合同庁舎と仮設住宅に二百五十個を届けた。また、第二回目は六月二十四日、二十五日に実施され、宮城県七ケ浜町の仮設住宅などに五百個を届けている。

プランターを届ける活動に参加している田中俊行さん(小淵沢町在住)は、「残る二百五十個は、地元の子供たちと、現地の子供たちが参加できるように、半分ずつセットして持って行けたらいいなと思っています。もうすぐ夏休みなので、二学期が始まってから三回目の実施を考えたい」と話している。

今回の活動を通して、被災地の人から「『ガレキばかり見ているので、花を見て町がキレイになった』と連絡もあった。仲間がいると少しの力でも大きなことが出来、被災地の人との絆にもなったと思う」と話している。

この活動では、多くの人にも参加してもらおうと、プランター購入費やガソリン代など、活動を通して必要な費用について、支援金の募集も行っており、詳しい内容は電話36-5232まで。