くらし

地元産生ホップ使った地ビール完成

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地元産のホップを使用した「八ヶ岳地ビールタッチダウン」が完成し、十月十一日、高根町の萌木の村株式会社のブルーパブレストランロックで試飲会が開かれた。

地元産のホップは、「甲斐小金」という品種で、昭和初期には、長坂町などで広く生産されていたという。

高根町在住の小尾章雄さんは、このホップを観賞用として栽培を続けていたが、ホップを生産したいという地場正充さんの熱意に協力し、市内の八十アールの畑を利用して生産を開始。その話しを聞いた舩木上次社長は、今年の夏に収穫できた地元産の生ホップを使用した地ビール作りに着手し、六千本の限定ビールが完成した。

今年収穫できた生ホップは約六㌔で、同社が生産するピルスナーで使用。ペレットホップの内、今回は生ホップを一〇%使用した。醸造部の中村和彦さんは「生ホップを使用するのに、数値がないので不安でしたが、苦味の少ないビールに仕上がりました」と話し、「将来的には一〇〇%生ホップを使用したビールを生産したい」と手応えを感じている。

問い合わせは電話48-3522まで。