コマクサ

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硫黄岳(二七六五メートル)は、八ケ岳連峰の中間に位置する山で、南に続く「稜線」に、主峰の赤岳(二八九九メートル)が鎮座する。

南アルプスの山並みや富士山が浮かんで見える。草津白根山の「コマクサ」群生にも、まけず劣らずの「コマクサ」群生地が、南横岳(ウルップ草)を北上し、硫黄岳山荘前辺りまで広がり、根石岳付近にも咲く。

美濃戸から、北沢を遡上し、「赤岳鉱泉小屋」「赤岩の頭」に向かって、シラビソの樹林帯からジグザグ路を登れば、岳樺に変わる。展望が開け、稜線・赤岩の頭と呼ばれる「コル」に出る。

東北に繫がる「稜線」突端に「岩頭」が見え、この向こう側が「山頂」になる。硫黄岳山荘から、少し、登りになるが、二十分程でJピークに着き、右手に「大同心」「小同心」の岩頭が出現する。

この辺り一面が、硫黄岳山荘・長年のご苦労が、この時季に、花咲ける「コマクサ」たちの可憐な姿を観ることが出来る。

コマクサ…駒(馬)に見えるケシ科の花で、高山植物・岳人推挙NO1。 (菅原功)