くらし

七賢「大中屋」が、ダボス会議へ

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白州町の山梨銘醸株式会社(北原兵庫社長)の純米大吟醸「七賢大中屋(おおなかや)」が、一月二十六日に欧州ダボスで開かれる世界経済フォーラム(WEF)で提供されることになり、このほど輸出された。

大中屋は、酒米の山田錦を精米歩合四〇%まで磨き上げて作られた純米大吟醸で、軽やかでピリッとした苦味とスッキリした酸味が後味で感じられるみずみずしい後口が特徴といわれ、七百二十ミリリットル・四千二百円という高級酒。

今回のダボス会議では、東日本大震災の影響を考慮して、日本産品を積極的に利用することなり、全国五十銘柄の日本酒が提供されることになったという。山梨県内では、大中屋が選ばれた。

一方、在ロシア日本大使館からも同社の純米大吟醸「七賢絹の味」(七百二十ミリリットル・千五百三十円)の注文があった。同日本大使館では、レセプションなどで利用する予定で、既に発送したという。

同社の北原対馬さんは、「日本酒が使われるので、大変うれしく思います」と話し、「今年は、タイを中心にアジア圏に日本酒文化を広めたい」と語っている。