できごと

内藤さんが「健やかに生きる」をテーマに講演

三月三日、北杜市オオムラサキセンターで、「第二回まちづくり人材育成セミナー」が開かれ、講師の財団法人労働科学研究所協力研究員の内藤堅志さんが「健やかに生きるために」をテーマに語った。

内藤さんは、ストレスに対して、生涯的な「ライフイベント型」と日常的な「デイリーハッスル型」という二つのストレスがあることを紹介。ストレスの中には「良いストレス」として、クリアできる課題を与えることによって「人生が豊かになる」と話し、また、適切に自分の中で処理できないストレスが「有害な影響を心身に及ぼす」という。

このほか、九十年の歴史がある「労働科学」について紹介しながら、「疲労」と「ストレス」の違いや対処法として、リフレッシュの時間の必要性や一人で抱え込まずに話すことの大切さを述べた。

さらに、事故との因果関係が深い「ヒヤリハット」について語り、不安全行動や不安全状態が、車の運転中や作業中に「ヒヤリ」とする機会を引き起こしているとし、「労働科学的に、健康と安全、作業を考える」、「成長を伴う適度なストレスが必要」、「休養とストレスへの対処」、「疲労は事故につながる」など、ゆとりのある人生づくりを紹介した。