くらし

被災地でのバレエ公演、15日からスタート!

東日本大震災の被災地で、不安な生活を続けている被災者に、癒しを届けようと、昨年五月〜六月にかけて二十七ヵ所でバレエ公演を行った「ポール・ラッシュ・ドリーム・プロジェクト」(清里フィールドバレエ心の震災復興プロジェクト実行委員会の主催)の第二弾が五月十五日からスタートする。

今回は、清里フィールドバレエに出演しているダンサー約二十人が協力して福島県いわき市の高坂小学校を皮切りに、二十五日まで、宮城県、岩手県などで十公演ほどを計画している。

五月七日には、同実行委員会の最終打ち合わせが行われ、舩木上次代表は「昨年と同じ学校でバレエ公演が出来ると思っていましたが、校庭には仮設住宅が建ち、また、学校では、授業の遅れを取り戻すための授業を行っており難しい」と話し、今回の公演先が新しい場所であることを紹介し、「喜んでいただけるよう頑張りましょう」と語った。

打ち合わせでは、前回の公演を踏まえた反省点やステージ作りの段取り、人員の配置や体制についてなどを話し、「未だ余震が続いています。安全に注意して進めよう」と注意点などを確認した。

バレエ公演は、小学校や幼稚園、広場などで行われる予定で、昨年同様、世界最大級のオルゴール「ポール・ラッシュ」の自動演奏に合わせてダンサーが踊りを披露することにしており、「忘れないという思いで、被災地と絆を結んできたい」(舩木代表)と話している。

同実行委員会では、プロジェクトの支援者の募集も行っており、詳細は電話48・3522まで。