くらし

金精軒で、澄んだ水の作品展

白州町台ヶ原の金精軒製菓株式会社で、「お菓子の店のおかしなさかなたち」と題したユニークなタイトルの展覧会が開かれている。今月二十九日まで。

この展覧会は、フランス人アーティストで武川町在住のエチアン・ボルメランジェ氏の作品を紹介しているもので、「きれいな水」が大きなテーマになっている。

エチアン氏は、北杜市の澄んだ水にほれ込み、都心から約二時間という距離も加わって、武川町で作品作りを続けている。

作品は、熱帯魚として人気の高いグッピーやネオンテトラが水槽の中を泳いでいる姿や巨大マグロ、蛙などが生き生きと描かれている。会場を訪れた人から「水族館のよう」という声が聞かれた。

今回の展示では、日本の文化をアレンジした作品もあり、「クマノミと桜」で春を表現し、「こどもの日」にちなんだ作品では、クマノミが兜をかぶっているほか、「春の賛歌」は、白州町の澄んだ水とその水を育む自然を描いている。

エチアン氏は、「作品を見てリラックスしてもらいたい」といい、「自然に対してありがとう」と感謝の気持ちを伝えたいと話している。

問い合わせは☎35・2246まで。