できごと

フィールドバレエ、開幕

「第二十三回清里フィールドバレエ」が、八月一日に幕を上げた。清里の野外をステージにした「夏の風物詩」として、毎年多くの人出で賑わう同公演では、今回、「かぐや姫ーLUNAー」が五年ぶりに上演される。また、「白鳥の湖」では、若干十七歳の佐々木万璃子さんが主役に抜てきされるなど、話題を集めそう。

バレエシャンブルウエストのオリジナル作品で、今回五年ぶりの上演になる「かぐや姫ーLUNAー」は、「平成二十三年度文化庁芸術祭最優秀賞に選ばれた作品。また、「白鳥の湖」の主役に抜てきされた佐々木さんは、二十一年に行われた「第三十八回ローザンヌ国際バレエコンクール」において、十五歳という若さで女性最高位の「スカラシップ」を受賞した。現在、英国ロイヤルバレエスクールに通っており、成長ぶりが話題を集めそうだ。

同フィールドバレエ実行委員会の舩木上次実行委員長は、「地域の皆さんや多くのファンの皆さん、ここまで育ててくれてありがとう」と感謝の言葉を述べ、「日本で、世界で活躍するダンサーが育ったことで、フィールドバレエの芽吹きの時だと思う。地域の皆さんやファンの皆さんとこの感動を共有したい」と語った。

今回のフィールドバレエは、十六日までの十四日間公演で、一日、二日は、「オープニングコンサート」と題して、「白鳥の湖」と「おやゆび姫」の名場面を紹介する。

三日からは、「白鳥の湖」、「かぐや姫ーLUNAー」、そして四年ぶりの公演になる「おやゆび姫」のプログラムが上演される。問い合わせは☎48・2907まで。

※写真は、5年前に上演された「かぐや姫ーLUNAー」