できごと

甲陵高校で、生徒と現役女子大生が交流

首都圏の大学に通う女子大生が北杜市の課題解決を目指して考えた「未来シナリオ」の一つ「ほくとラボ」を九月十五日、市立甲陵高等学校の生徒を対象にして開いた。

この「ほくとラボ」は、NPO法人ハナラボに参加する女子大生(以下:ハナラボ生)が、今年三月から北杜市を対象に市内の問題点と、この問題を解決するために検討を重ねているもので、現在、「ほくとラボ」以外に、「ハナラボお弁当」、「ハナラボ増富」のチームが活動している。

当日は「ほくとラボ@甲陵高校」として、同校二年の生徒約二十人が参加。また、ハナラボ生と交流する県内の若者が設立したワイ・ビーイングの学生も参加した。

今回のテーマは「今を生きるってどういうこと?」で、過去・現在・未来について意見交換した。

まずは、市内で活躍する大人として市役所の浅川裕介さんを迎え、ハナラボ生との対談が行われた。

続いて五つのグループに分かれて意見交換を行い、生徒たちからは「悩んでいるのは、自分だけじゃない」、「早く大学生になりたい」、「大学生も将来が決まってなくて安心した」という素直な気持ちを吐露した。

「ほくとラボ」は、生徒たちの今後の進路について、現役大学生と交流することで、大学生活を知る機会と進学での選択の幅を提供する一方で、首都圏のハナラボ生から見た北杜市の素晴らしさを生徒に伝えることで、将来ふるさとに戻るきっかけ作りも視野に入れた活動になっており、今後定期的な交流も検討している。