くらし

35歳までの若手写真家の作品紹介

高根町の清里フォトアートミュージアム(細江英公館長)では、三十五歳までの若手写真家を対象に、優れた作品を収蔵する「2012年度ヤング・ポートフォリオ」が開催されている。

昨年の応募では、二十二カ国、二百二十二人から四千八百六枚の応募があり、選考の結果、三十七人から百九十九枚を購入した作品を展示している。

今回の応募の傾向として、山地裕子学芸員は「東日本大震災をテーマに、丸一年掛けて撮影した作品が多く、じっくりと接した中で、記録として残そうと思う内容」と、今後も継続した作品が発表されると期待する。

また、全体の傾向としては、三十五歳に近い年齢の応募が多くなり、作品自体のクォリティーが高い内容になっているという。

今回の展示では、ヤング・ポートフォリオを卒業した北野謙氏の作品を初めて展示した。今後は、卒業生の特別購入枠を設けて、新たな展示を検討することにしている。

一方、五月十八日に、同展の選考委員を迎えた「公開レセプション&ギャラリートーク」を予定している。午後二時開会で、要予約。問い合せは☎48・5599まで。