くらし

障害者の就労支援と交流めざした農場開設

聴覚障害者を中心にした就労支援と健常者、障害者の交流の場づくりを目指した就労継続支援B型の「かがやき夢農場」(益田修代表)が、四月一日に高根町村山西割にオープンした。

このかがやき夢農場は、障害者の自立支援を行う「かがやき株式会社」(東京都葛飾区)が運営主体になり、八ヶ岳yesファームの徳永敦浩代表が農業指導員として協力する。利用する農地は一・二㌶で、今期は約五十種類の有機野菜を生産・販売する計画。

同夢農場は、県内に聴覚障害者が集まる場が少ないことから計画が進められたもので、農作業を通した就労支援や農繁期の作業員としての派遣なども検討する。また、手話に興味のあるボランティアスタッフを募り、手話指導や健常者との交流の機会を増やし、社会復帰の支援も行う予定。

大柴慶一事業所長は「楽しみながら就労につながるよう、健常者との交流を進めたい」と話し、今後は利用者を中心にして、定期的な交流事業なども計画することにしている。問い合せは☎45・7438(FAX050-3737-3270)まで。