くらし

青年会が「坐・カフェ」で交流

曹洞宗山梨県青年会(水庭浩章会長)では、同青年会三十周年を記念し、「ありのままの自分を観じてみませんか?」と、県内六ヵ所の会場を巡るで「坐・カフェ」を行っている。

七月五日には、須玉町の正覚寺を会場にして「第二回坐・カフェ」が開催され、約八十人が訪れて坐禅や法話を体験し、体験会後には、茶話会で住職と交流を図った。

水庭会長は、「自己満足で終わりたくないと思ったのと、寺の敷居が高い印象があり、敷居を低くするために、『坐・カフェ』とした」といい、「法話や坐禅について、ふれ合ってもらいたいし、(将来への)種まきだと思っています」と同青年会で話し合って決めたと話す。

当日は、子供から大人まで幅広い参加者が訪れ、坐禅の初体験者もいることから、坐禅の組み方や姿勢について、坐禅の時に背中を打つ「警策(きょうさく)」についてなどを紹介し、坐禅体験が始まった。坐禅の途中では法話も行われ、水庭会長が仏教の教えとして「四苦八苦」についての内容を静かに語り、「身体、呼吸、心を整えた時に、冷静に正しく判断できるようになります」と坐禅を勧めた。

同青年会は、二十代〜四十代の住職を中心に、今回の記念事業を進めており、残る四回は、九月〜十月にかけて身延町や都留市などを経て、甲府市で最終日を迎えることにしている。