できごと

「非戦の創造力展」19日まで

長坂駅前商店街のおいでやギャラリーで、「非戦」をテーマにした毎年恒例の「2013非戦の創造力展」が開かれている。今回の展示には、市内外の作家十一人が参加している。

「赤い背景」、「青い背景」の作品を出品した安藤彩子さんは、「青は、残したいものとして連想し、昆虫や森、雨、空気と、楽しみにしている花火を表現しました」といい、「赤は、日本の国旗をイメージした作りかけの作品。福島の復興、沖縄のことなど、これからどうなるのかを作っても、作っても壊れてしまうクモの巣に。政局も含め、日本はどこに向かっているのか不安が多い」と作品を紹介した。

また、「明日のために、今日することは」という作品を紹介する石原英次さんは、モミ缶を中心にしたオブジェ作品を展示。

「青い空や大地の緑と土という身近な居場所と、楽しみながら作った作品を展示して、こういうことができる自由を大切にしたい。それが損なわれないように注意して生きて行くことを願っている」と話し、「(モミ缶は)国民として知っておかなければいけないことを、政府は国民の目に触れられないよう隠している」とモミ缶のフタがずらしてあり、憲法と福島原発に関する資料が入っているという。

同展示は八月十九日まで。問い合せは☎32・1161まで。