くらし

虫取り体験で、昆虫マスターに挑戦

長坂町の北杜市オオムラサキセンターの自然公園を利用して行われている「虫取り体験『里山昆虫マスターになろう』」が、家族連れの人気を集め、連日、三十組ほどの家族が挑戦しているという。

今年で三年目になった同虫取り体験は、同センター受け付けで参加申し込みをすると専用の網と虫かご、「里山昆虫マスターポイント表」が手渡され、自然公園内で見つけた昆虫を捕まえる体験になっている。

自然公園で捕まえた昆虫は、同センターの森林科学館に展示してある標本コーナーで虫の名前を確認し、ポイント表に書き込むようになっており、「何種類の昆虫を見付けたか」や「調べて分かった昆虫の名前の記入」、「食物連鎖に関連したつながり」などを調べ、その合計点で「里山昆虫マスター」の認定書が渡される。

また、ポイント表は加算でき、初級認定から、中級、上級、スーパーマスターを目指す参加者も多いという。

八月十五日に家族三人で参加した北村英丈さんは甲府市在住。ホームページで虫取り体験を知り、「住んでいる近くで、虫にふれる機会がない」と参加した。

約一時間半にわたって自然公園内で虫取り体験し、捕まえた昆虫の名前調べや食物連鎖ゲームを行い、ポイント表の記入が完成。受け付けで審査され、認定証が手渡された。

北村さんは「虫にふれる機会が少ないので、凄く楽しかった。水の流れがあるところに昆虫が多いことを知りました」と語った。

同センターでは、「例年に比べて虫取り体験をする家族が増えている。虫取りに挑戦した子供に、認定証を手渡す時、うれしそうな表情をします」と話している。

同虫取り体験の参加費は五百円で、八月末まで。問い合せは☎32・6648まで。