くらし

40年撮り続けた「山」の写真集

明野町出身で、韮崎市在住の大柴力さん(74)が、写真集「南アルプス」(三千百円)をこのほど自費出版した。(写真)

写真集はAB判(二十五・七㌢×二十一㌢)の九十六㌻で、白峰三山や鳳凰三山、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳を中心に掲載しているほか、富士山や八ヶ岳、金峰山、みずがき山も紹介する。

この写真集は、南アルプスが国立公園に指定され、平成二十六年に五十周年を迎えることやユネスコエコパークの登録を目指していること、富士山が世界文化遺産に登録されたことから、写真集としてまとめることになったという。

写真は、昭和五十一年から現在まで、約四十年撮り続けてきたもので、その中から約百点を掲載している。大柴さんは「天気がいいからと登山に出かけても、天気が急に変わってしまったり、花の写真を撮ろうと行って、まだつぼみだったので、翌週行ってみると花が散っていたりと、四回登って三コマ撮れればいい方だった」と当時の苦労談を話す。

写真集に関する問い合せは☎22・5117まで。