くらし

C型肝炎治療の新薬紹介

十一月十六日、高根保健センターを会場にして「肝炎市民公開健康講座」(市と北杜肝友会の主催)が開かれ、講師に山梨県立病院機構の小俣政男理事長を講師に迎えた。

この講座には約七十人が参加し、テーマ「『あっ!』と驚く肝炎最新薬〜着実に進む新たな薬剤開発〜」を小俣理事長が語った。

小俣理事長は、C型肝炎の治療薬として使われている「インターフェロン」に変わる新薬を紹介し、医薬品の販売を前提にした新薬の「治療臨床試験」(通称:治験)の県立中央病院での状況を紹介。「五十例中一例の脱落もなく、薬の飲み忘れが二人いた。治験に参加して副作用がない」と話し、「来年の一月には結果が出るので詳しく説明できる」と述べた。

C肝炎型ウィルス感染者が多いといわれている北杜市では、C型、B型の肝炎患者の治療を促進するため、肝炎患者治療特別支援事業による肝硬変や肝ガンの予防を推進している。