くらし

「山梨県太鼓交響楽団」設立

和太鼓の第一人者として県内をはじめ、全国で活躍する和太鼓天野会の天野宣代表が、「山梨県太鼓交響楽団」を設立し、十一月十日、須玉町の家族楽園大学で、同太鼓交響楽団の設立記念発表コンサートを開いた。

この太鼓交響楽団は、国民文化祭の提案事業として具体化。天野代表が指導する市内をはじめ甲府市、南アルプス市などで活動する太鼓チームに所属するメンバーを中心に希望者を募り、交響楽団結成に向けた稽古が行われ、基準を満たした人の中から認定者を選び、今回、四十一人が資格を取得した。

当日は、楽団設立の記念発表コンサートと題し、「倭太鼓(わだいこ)のための奏鳴曲『相生』」をはじめ、「四季の彩り」、「遥かなる時を超えて」より第二楽章「鼓響」、太鼓組曲「風林火山」より第四楽章「山」の四曲を初披露し、打楽器と管楽器でオーケストラのような世界観を表現し、大きな拍手に包まれた。

演奏終了後に天野代表は「新しいスタイルができました。そんな夢が、今日かないました。伝統文化を応援していきたいと思います」と新たな第一歩を語った。