くらし

中小企業家同友会の北支部準備会開く

中小企業の経営者によって組織する「山梨県中小企業家同友会」の「北支部(仮称)」の設立に向けた第一回設立準備会が十一月十九日、韮崎市民交流センターニコリで開かれ、会員が誘ったオブザーバーが参加して、交流を深めた。

冒頭のあいさつに立った同準備会の桜井康雄実行委員長は、「地域に根ざした支部をつくろうと、北支部の準備例会です。三月に設立総会を予定している」と語った。

例会の第一部では、笹本環境オフィス株式会社の笹本貴之代表が「同友会を知る会」と題して、同友会の紹介を行った。

その中で、山梨県の同友会が平成九年に全国四十三番目に設立されたことや、大手企業と比べて、中小企業は人材に恵まれない現状と、同友会で合同入社式を行うことで、新入社員に自覚と誇りを与えていること、経営者交流会による経営の問題点や解決に向けた取り組みが期待できることなどを語った。

続く第二部では、山梨住宅工業株式会社の北原正倫代表による報告が行われ、「従業員のやる気を引き出す経営姿勢」について語り、同友会入会後の変化や実践例を紹介し、「経営改善のヒントがある」、「従業員が積極的になった」と述べた。