くらし

神代桜の子桜が上越へ

武川町実相寺境内の山高の神代桜の種から育った子桜が、新潟県上越市の春日山に建立されている上杉謙信公の騎馬像横に植えられることが明らかになった。

上越市との交流は、武川町で神代桜の種から苗木を育てている三枝基治さんが、平成二十四年に日本とベトナム国交樹立四十周年記念式典(クアンニン省)の一環として行われた神代桜の苗木の植樹式の式典で知り合った上越市の会社会長の山口昭夫さんとの交流がきっかけになったもので、約二㍍に育った三年生の苗木三本が贈られた。

上越市では今年、徳川家康の六男の松平忠輝公が高田城の城下町を開いて四百年の記念の年で、「高田開府四百年」として記念事業を計画しており、記念事業の一環として、高田城百万人観桜会として有名な高田公園と謙信公の居城の春日山にある上越市埋蔵文化財センター側の謙信公騎馬像近くの二箇所に子桜を植える計画という。

上越市都市整備部都市整備課の奥田博課長によると、今年八月下旬に予定している「謙信公祭」のセレモニーで、神代桜を紹介することにしており、歴史上取り上げられることが多い武田信玄公と上杉謙信公をつなぐ縁として注目されそう。