くらし

地域の意見で、「ささお村弁当」完成

小淵沢町の「ささお村づくり協議会」(中山寿弘会長)では、昨年十一月から、「株式会社やまと」(小林久社長)と協力し、地域の食材を使った「ささお村弁当」の商品開発を地域住民と共に行ってきたが、このほど、商品化され、四月一日からやまと小淵沢店限定商品として発売する。

この、弁当は「星見里市(ほくとし)ささお村弁当」で、価格は四百五十円(税別)。小淵沢町で生産している紫黒米や季節に会わせた天ぷら、骨まで食べることが出来るアマゴの甘露煮などで、カロリーも低く抑えられている。

三月二十八日に、ささお村弁当の発表会見が同町の禊教八ヶ岳分院で開かれ、中山会長は「地元で自慢できるものが身近に無かった。上笹尾で『あれがあるよ』というのを作りたいとお弁当になった。(弁当づくりが)きっかけになって、上笹尾区、公民館、老人会などがひとつになり、やろうという雰囲気になっている」と語った。

また、小林社長は「カロリーを抑えた試食品を作ったが、試食会で多くの指摘があった。皆さんの意見をいただいいて完成した。地元スーパーだから出来ることだと思います」と、小淵沢店の限定商品として、小淵沢の旬な野菜などを使って内容も変えていくことにしている。