くらし

富士錦関の優勝額を寄贈

川崎市在住の山下秀男さん(73)が、八月八日、北杜市役所を訪れ、甲府市出身の元相撲力士で、最高位が小結の富士錦猛光関の優勝額レプリカなどを「むかわの湯に飾っていただけたら」と寄贈した。

富士錦関と山下さんは、昭和二十年代初めに旧武川村に疎開し、武川小学校で四年〜六年生まで過した同級生。その後も親交を深め、今回寄贈した優勝額や賞状などを保管し、山下さんが経営する会社内に展示していたという。

しかし、今年の六月で会社を閉鎖したことから、保管品を富士錦関に縁のある北杜市にという話しが浮上し、今回、昭和三十九年七月場所(名古屋)で優勝した時の優勝額のレプリカと賞状、トロフィーなどが届いた。

白倉政司市長は「貴重なものを寄贈していただきありがとうございます。温泉利用者に喜んでもらえれば」と、武川町のむかわの湯に展示することにしている。