くらし

県立図書館長迎え、懇談会開く

九月二十一日、須玉ふれあい館を会場にして、山梨県立図書館の阿刀田高館長を迎えた「阿刀田高トークライブ&図書館利用者懇談会」が開かれ、約六十人が参加した。

この事業は、「平成二十六年度やまなし読書活動促進事業」の関連事業として行われたもので、当日は、第一部で阿刀田高が語る「私を作り上げた本たち」を演題に紹介した。

阿刀田館長は、小学校三年生の時に手にした昆虫図鑑の話や中学生になって新品の英和辞典を手にして「これで英語がすべて分かると思った」などと、自らの読書体験を、笑を誘いながら語り、情報化社会の現在、「本その物の素晴らしさは、ただの情報とは違う」と話した。

続いて、「子供の生きる力を育む読書」としたパネルディスカッションも行われ、図書館利用者との交流を深めた。