八ヶ岳自然散策

和製ハーブ(ナギナタコウジュ)

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この時期、八ヶ岳南麓では、雪をかぶり乾燥したナギナタコウジュをよく見かける。

九月から十月にかけて、紫の小さな花を片側だけにいっぱい付け、その反り返った花穂が「薙刀」に似ていて、漢方の「香需」をつくることで、その名前がついているらしい。

シソ科の花で「和製ハーブ」とも呼ばれ、秋には、散歩がてらにその花をよく見かけた。

ある方から、その花がハーブティーに出来ると聞き、早速、乾燥したナギナタコウジュで、ハーブティーづくりに挑戦してみた。

軸と花をハサミで小さく刻み、紅茶と同じ要領で入れると、思っていたよりも色が薄く、二度目からは紅茶の茶葉を少量入れてみると、色もきれいで、ハーブティーらしさが出てきた。(好みで砂糖を少し入れると飲み易い)軸と花を刻まずに、そのままの形で少し炒ってヤカンで煮出しても良いそうです。

この冬、ワイルドなハーブティーはいかがですか!

(文・写真 宮西憲司)