できごと

“スポーツ鬼ごっこ”で楽しく運動

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「誰でも楽しく参加できる」をキーワードに、昔ながらの「鬼ごっこ」にスポーツ的要素を盛り込んだ「スポーツ鬼ごっこ」のイベント「スポーツ鬼ごっこin北杜」が、六月二十六日、市立長坂中学校の体育館を会場にして行われ、地域住民の約四十人が参加した。北杜市体育協会(萱沼鉄男会長)の主催。

この「スポーツ鬼ごっこ」は、健康的な心身づくりやコミュニケーション能力の向上、運動が苦手な子供や大人でも楽しめるスポーツの構築などを目的に開発されたスポーツで、平成二十二年の協会設立以来、約五年間で、全国の競技人口が二十四万人に急増している。

ルールは、二チームに分かれ、時間内に相手陣地の宝を多くゲットしたチームが勝ち。相手陣地内でタッチされると自陣のスタート地点に戻らなければならず、互いに自陣の宝を守りながら、相手の宝を取り合うスポーツとなっている。

今回のイベントは、同協会が、幅広い年代の人が気軽に参加できる生涯スポーツを模索していた時に、北杜市在住でスポール鬼ごっこを行っているメンバーの集まりの「チー厶ホクテ」から、市内で「スポーツ鬼ごっこ」ができないかという声がかかり、今回のイベント実施に至ったという。

開会のあいさつに立った萱沼会長は、「多くの人が参加できる地域に根ざしたスポーツを普及したいと考えていた。スポーツ鬼ごっこは、年齢に関係なく家族でも楽しめるスポーツです」と語った。

当日は、山梨県スポーツ鬼ごっこ連盟(花輪和志会長)の大崎恵介副会長やチームホクテの三井俊樹さんら四人の指導員が参加し、準備運動やルールの説明を行ったのち、大人と子供が混合するチーム(約十人)を四組作り、試合スタート。各チームは接戦を繰り広げ、子供たちは、真剣な表情で相手陣地の宝を目指し、試合を楽しんでいた。

今後は、各町を会場に、二ヶ月に一回のペースで開催していく計画で、同協会では、より多くの市民が気軽にスポーツに参加できる環境づくりを進めることにしている。問い合わせは☎45・6130まで。

◎北杜市の情報は八ヶ岳ジャーナルまで