できごと

2地域の伝説を紙芝居で紹介

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11月3日に、武川町の甲斐駒センターせせらぎホールで開催された「第11回武川地区文化祭」で、長野県伊那市で活動する紙芝居グループ「糸ぐるま」(久保田文子代表)が、武川町の「山高神代桜」と伊那市の「長谷の大蛇」にまつわる「ヤマトタケル伝説」の紙芝居を初披露した。

この紙芝居は、久保田代表が、南アルプスを挟んで、日本武尊(やまとたけるのみこと)が、実相寺に植えたといわれる神代桜の伝説があることを知り、地元に残る長谷の熱田神社に伝わる大蛇を退治した伝説について古事記をたどって今年3月に完成した作品。

「ヤマトタケル伝説」の紙芝居は縦約80㌢、幅110㌢の大判の切り絵で、日本武尊が東国を平定し、その帰りに北杜市で神代桜を植え、その足で鋸岳と甲斐駒ヶ岳を通り入野谷に入って七色のうろこを持った大蛇を退治したという話しを13枚にまとめている。

久保田代表は「山を隔てて伝説があることを知り、北杜市を近く感じました」といい、「神代桜の伝説が残る武川の地でできたことがうれしい」と話している。

来春の山高神代桜が満開の時期には、実相寺境内で紙芝居を開く計画が進んでおり、両地域を結ぶ伝説として、話題を集めそう。

※北杜市の情報は、八ヶ岳ジャーナル