くらし

十五夜に、月下美人開花

gekka

「十五夜」の9月15日夜、小淵沢町の山本茂弘さん宅で、月下美人が開花し、知人を集めた観賞会が開かれ、暗闇に浮かぶ、月下美人の白い花を楽しんだ。

月下美人は、メキシコの熱帯雨林地帯を原産地とするサボテン科で、山本さんは、15年ほど前に、知人から鉢を譲り受け、育てている。

毎年、花は咲いているが、今年は8月25日の段階で、38の花芽があることを確認。例年よりも、多く花をつけることが予想できたことから、月下美人の観賞会を企画した。

月下美人の花は直径20㌢ほどの大きさで、花を見るのは初めてという星野裕子さん(高根町在住)と細田鈴子さん(長坂町在住)は、「花から甘い匂いがしました」、「葉から花が出ているんですね。神秘的です」と感想を語った。

月下美人の花は、午後6時過ぎから花を広げはじめ、8時30分頃に満開を迎えた。妻の尚子さん(74)は、「花を咲かすのは、月の満ち引きと関係があるようで、満月の日に花を咲かすことが多いですね」と話している。