くらし

ネットに潜む危険を紹介

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子供たちが安心して学べるよう、学校周辺の見守り活動などを行っている学校安全ボランティア「スクールガード」の養成講座が、3月1日、長坂町の北杜警察署で開かれ、交通指導員やママさんパトロール、青色防犯パトロールなどで活動する約50人が参加した。

基調講演では、山梨県警察本部生活安全部の岡林健児氏を講師に迎え、「ネット社会にひそむ危険性」をテーマに講演した。

岡林氏は、インターネットやスマートフォンを利用する小学生から高校生までの利用状況をはじめ、その利用目的の上位がゲームやコミュニケーション、動画サイトであることを紹介。

また、ラインやツイッター、インスタグラムというSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を利用する子供たちが多い点やいじめにつながっている現状、急増する児童ポルノの被害件数など、子供たちを取り巻く環境の危険性を語った。

子供たちを被害から守る方法として、ネット依存にならないようにするための家庭内でのルールづくりの必要性や子供のSOSに気づく大切さなどを紹介した。

続いて地域安全ステーションさくらと署員による寸劇「SNSに潜む危険性」が行われ、子供にスマホを与えてから、どんな使い方をし、どこに危険性が潜んでいるのかなど、気軽に参加できるネット社会の危険な判断と子供の変化に早く気づくことの必要性が訴えられた。