キジの若鳥

朝ブラインドをあげて、何気なく庭先の草むらを見ると、茶色の何やら動く集団が目に入った。良く見ると、母キジに引率されたキジの幼鳥たちだった。それは、カルガモの親子の動きを彷彿とさせるものだった。

八ヶ岳南麓でも、標高の高い牧草地から低い里山地帯で、今もキジは広く生息している。低地の里山地帯では、分断された緑地を天敵のキツネや犬、猫の家畜から逃れ、警戒心の強い彼らは、人目をはばかるように人里近くで子育てを行っている。

そんな環境下で専ら一羽で子育てをする母キジの苦労は並大抵でないものと思う。母キジに引率された子供たち、中でも生育の良い若鳥は母の警戒を分け合うが如く、しっかり目を見開き周囲を警戒して兄弟・姉妹たちを守っているような姿が印象的だった。

(文・写真:広瀬進)


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