高根町の清里フォトアートミュージアムで、9月2日、「リスの写真で脳トレ!?脳科学者の視点でみる西村豊の写真」と題した恒例のチャリティ・トークが開かれ、約100人が参加した。

今年で18回目を数えた同イベントには、自然写真家の西村豊さんと脳科学者の篠原菊紀さんが登壇。

西村さんは、幼少期の思い出を語り始め、「昔は動物が嫌いだった」と告白。積雪の深い冬の山小屋で、深夜、一匹のキツネが月に向かって鳴いている姿を目撃し、「心がすごく動いた。夢かと疑うほど美しい光景だった」。この体験が西村さんの人生を180度変えることに。

この日以降、キツネの生態に強く魅了されるようになり、自然と動物を嫌う気持ちが消えて、自然写真家の世界に飛び込んだという。

この出来事に対し、篠原さんは、快不快を判断する扁桃体の役割を説明しながら、西村さんの脳の動きを解説。「もしなにか違うことをしたいと思ったら、自分の環境を変えていくことが大切」と語った。

後半の部では、西村さんが撮影したリスの写真で、脳トレを実践。目をつぶり佇む姿や離乳を促す母と子の姿、兄弟と戯れ合う姿などの写真をスクリーンに映し、「写真のさまざまなところに個別性を見いだすことで、脳が活性化される」と話した。

最後に西村さんは、罠にかかってけがをした一匹のキツネが、人間や他の動物と一緒に写る写真を見せ、「動物同士、また、動物と人間の間には、さまざまなつながりがあることを多くの人に知ってほしい」と強調した。

同チャリティ・トークの収益は、写真家の井津建郎さんが支援活動の一環で設立したラオスの「ラオ・フレンズ小児病院」と東日本大震災の支援団体に寄付することにしている。

 

 

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