冬芽(クルミ科オニグルミ)

投稿者: | 2018年2月3日

冬の植物観察は面白い。葉も花も無い無味乾燥のように思えるが、とんでもないのである。

植物の枝ぶりを理解するには葉の落ちた冬場しかない。夏場は、エノキかニレかケヤキか区別しがたいが、葉が落ちればあの竹箒(ほうき)を逆さに立てたような姿で、誰でもケヤキだとすぐにわかる。また、冬芽も面白い。毛布の様な細かい毛に包まれたものや鱗(うろこ)のようなものに覆われたもの、粘液に埋もれたもの等、興味は尽きない。

そしてこの写真のオニグルミは北杜市内のあちこちで見られるが、葉が落ちた後の「落葉痕」がまた面白い。思いなしかもしれないが、今年の干支の犬の顔に見えないだろうか?

植物によっては猿であったり、狐に見えるものもあるかもしれない。ストーブにしがみついていないで、冬の植物観察に出かけよう。(文:佐藤元昭・写真:坂本鋼治)