まきばの冬花火、12月19日に開催
nagasaka
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今年で五回目を迎える「増富温泉火祭り」(増富ラジウム温泉峡観光協会青年部の主催)が、五月十六日、須玉町の増富温泉市営駐車場を会場にして開催され、同駐車場には、みずがき山をイメージしたという過去最大級で、高さ約十㍍の木組みのやぐらが設置された。
会場には、地元の鹿肉を使ったスペアリブや鹿バーガー、増富ラジウム温泉峡観光協会婦人部の「女将食堂」が提供する郷土料理などが並んだほか、須玉町をメインに活動する甲斐源氏太鼓の太鼓演奏も行われ、会場を盛り上げた。
式典では、十五所神社(須玉町)の篠原敬逸宮司を迎え、祝詞の奏上や「人形(ひとがた)」のお炊き上げが行われ、湯の権現に病気平癒と無病息災を祈願した。
この「人形」には、それぞれの治癒したい場所が記入されており、当日は、各旅館の奉納箱に集まった一年間分の約一万体をやぐらの下に納めた。
点火式では、湯の権現から分けた「忌火(いみび)」を持った十二人が、やぐらに点火し、火は高さ二十㍍ほどまで駆け上がり、来場者は幻想的な光景に魅了された。
オーストラリア出身で神奈川県在住のスティール・ジェフさん(35)は、「オーストラリアでは、平成二十一年に大規模な山火事が発生したので、火への規制は厳しくなり、このような祭りはあまり見る事ができない」といい、「自由でとても楽しく、素晴らしいお祭りです」と、天高く立ち上る火を前に笑顔で話していた。
◎北杜市の情報は八ヶ岳ジャーナルまで