農園参加者が、文化祭開催
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北杜市観光協会大泉支部(小宮山光彦支部長)では、市の地域おこし協力隊と共同して、今年度、JR甲斐大泉駅周辺の計画的美化活動を進めており、6月26日には、2回目の駅前整備が行われた。(写真)
当日は、地域おこし協力隊の栗谷真吾さん(33)が提案した「スパイラルハーブガーデン」づくりと美化活動などを実施し、約40人の参加者が、駅周辺の草刈りやロータリーの花壇に約300鉢のベロニカとブルーサルビアの多年草、ベゴニアの一年草を手植えした。
新たに整備した「スパイラルハーブガーデン」は、花壇を螺旋(らせん)状にし、水はけや日当たりが異なる環境を整備して、異なった気候条件を好む数種類のハーブを植えるもので、「多くの機能をもたせる」や「関連性のある配置をする」というパーマカルチャーの考え方を用いている。
完成したスパイラルハーブガーデンは、高さ約1㍍・直径約3㍍で、ローズマリーやイタリアンパセリ、ミント、カモミールといった冬の寒さに強く、食用可能なハーブ15種類を80鉢ほど植えた。
今後は、駅前広場にキーホールガーデンやビオトープなどを整備し、「甲斐大泉駅前ぐるぐるガーデン」を完成させる計画で、栗谷さんは「駅を整備して、周辺地域の活性化につなげたい。花壇で育てたハーブは、地元のジビエ料理に使うなど、地元の人を巻き込んだ取り組みになるよう頑張っていきたい」と語った。
小宮山支部長は、「ハーブ庭園や花を植えることで、(甲斐大泉駅を)新しい駅にしたい。駅の利用者が増えてくれるとうれしいです」と活用を呼びかけている。