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温泉女将が、増富を案内

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増富ラジウム温泉峡婦人部の「女将の会」(小沢三代子・小沢美千恵共同代表)では、七月八日に、恒例の「増富ラジウム温泉女将ふれ合いラリー」を開催し、約四十人が参加した。

このイベントは、平成九年に「増富の湯」が開設されたことをきっかけに、同施設の来場者に増富地域の自然や文化を紹介し、温泉峡内を幅広く観光してもらおうと始めたもので、今年で十八回目。

当日、増富ラジウム温泉峡の市営駐車場に集合した一行は、みずがき湖に架かる「増富大橋」に向かい、同湖周辺の自然観察を行ったほか、巨大岩でできた霊場の「岩屋堂」を訪れた。自然に削られたという高さ約四㍍、広さ約十二畳の空洞には、如意輪観音が鎮座しており、地元の歴史に詳しい小沢和男さんは、「平安時代初期の空海がつくったのではないかと言われており、古くは信州からの参拝者も多く、賑わっていたそうです」と説明した。

さらに、昭和二十三年に、池田九郎氏が、戦災孤児の受け入れ施設として建設した「天使園」の礼拝堂跡地などを巡り、聖母マリアの像が木々の中にひっそりとたたずむ場所を訪れた。

終点地は、雄大な自然のパノラマが広がる「みずがき山自然公園」で、女将の手づくり料理が振る舞われ、参加者は、増富の地元野菜を使った「花豆おこわ」や「白うりの揚物」、「夏野菜カレー」、「人参とズッキーニのラペ」など、約十五種類の料理に舌鼓を打った。

さらに、同公園内の施設を会場にして、不老閣で十年前からコンサートを開いている「スマイル・フォー・ユー」のサックス、ピアノ、ソプラノ歌手のメンバーによるミニコンサートも行われた。

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