八ヶ岳「青ナギ」

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「青ナギ」と聞いて海の風景を思い浮かべるかも知れませんが、実は阿弥陀岳南稜へ通じる登山地点の名称です。

登山用語では「山が崩壊して草木が生えていない場所」と定義されています。元々は青々と木々が茂って「青ナギ」と呼ばれたのかもしれません。

「青ナギ」へは、阿弥陀岳南稜への登山口の舟山十字路から立場山経由で約3時間半、展望の無い樹林帯の登りで汗をかき、立場山を過ぎて間もなく明るく開け、左右の斜面が大きく崩壊し、低木がまばらな「青ナギ」に到着です。

風が通り大変気持の良い場所で、右には、厳つい権現岳、正面には阿弥陀岳南稜の豪快な岩稜が迫ってきます。この地点に立つと改めて「青ナギ」の意味を実感します。八ヶ岳には、このほかにギボシ、ノロシバ大ダルミ、ツルネ、ニュウなど、独特な名称があり興味が湧きます。

(文・写真 坂本鋼治)

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