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動物画家・薮内正幸氏の作品を収蔵する白州町の薮内正幸美術館(薮内竜太館長)では、3月19日〜7月12日まで前期企画展「猿」を開催している。
この企画展は同館が収蔵する約1万点の動物画から、今年の干支にちなんだ「申(サル)」の作品を約70点選び、「絵本の中のサル」、「物語の挿し絵の中のサル」、「動物園の解説パネル」など、6つのテーマに分けて展示しているもの。
テーマ「絵本の中のサル」では、昭和41年に出版した「どうぶつのおやこ」のニホンザルをはじめ、平成11年に出版した「ここよここよ」のオランウータンまで、時系列で展示しており、薮内館長は「時代によって描き方が違う面白さ」を見てほしいという。
また、生物学上で人間はサル類に分類されることから「人間」をテーマに、織田信長やマハトマ・ガンジーの似顔絵なども展示して、「人間あっての動物ではなく、同じ生き物の中のひとつ」と説明した。
一方、平成26年から常設している薮内正幸氏の書斎を再現したコーナーも改良し、資料や動物に関する蔵書、メモ書きなどを加え「先程まで絵を描いていた雰囲気」を出す様にしたという
薮内館長は「(展示を見て)生き物を好きになり、動物の生態や動物園へ行くきっかけになってほしい」と話した。
問い合わせは☎38・0088まで。
◎北杜市の情報は八ヶ岳ジャーナルまで