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韮崎警察署で今年5月に結成した「紙芝居隊」は、年長向けに連れ去り被害の防止を呼びかける紙芝居を制作し、10月10日、大草町の市立すずらん保育園(小中沢美子園長)の「防犯教室」で初披露した。
新作紙芝居は「ひとりよりたくさん」(A3判・11㌻)で、円野駐在所に勤務し、似顔絵捜査官に指定されている河野健巡査長が約4カ月をかけて制作。連れ去り被害を防止する対策「ひとりで帰らない」、「寄り道をしない」、「たくさんの人がいる道を通る」の意味をタイトルに込めた。
小学1年生の主人公「たっくん」が、1人で下校していると、不審者から声をかけられるという物語で、「知らない人についていかない」ことなどを呼びかける内容になっている。
当日は、全園児約190人が参加。紙芝居が始まると園児たちは真剣な表情で見入っていた。また、「行かない、乗らない、大声を出す、すぐ逃げる、知らせる」の頭文字を並べた防犯標語「いかのおすし」を紹介し、不審者から声をかけられた時の対応の仕方を園児に解説した。
閉会後、河野巡査長は「絵を通して視覚に訴える紙芝居は、子供や高齢者に対して『分かりやすい』と考えた」と紙芝居の制作の経緯を語り、今後も同警察署管内の保育園や幼稚園など、依頼があれば披露していくという。
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