ニホンアマガエル

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夏の庭は、いろいろな花が咲き小さな生き物との出会いも楽しい。ムクゲの花にニホンアマガエルを見つけた。鼻筋から耳にかけて褐色の太い帯があり何とも愛らしい。

前足に4本、後足に5本の指があり、その先すべてに丸い吸盤がついている。この吸盤で枝から枝へ飛び移ったり壁やガラスの垂直面に張りつくこともできる。

アマガエルというと水辺にいるイメージですが、普段は草木上に住んでいて繁殖期だけ水辺にやってくる。動いている昆虫や小動物を捕食し、動かないものを食べることはない。

皮膚は粘膜に覆われ、この粘膜は細菌などから体を守る毒が分泌されていると言う。傷ついた手でこれに触れたりすると痛みを感じたり、目に入った場合は失明することもあるという。

触れた手は速やかに洗いましよう。今日もまた、蛙の声が。

(文・写真 岸田はるみ)

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