心内語で読み解く源氏物語

大泉町の金田一春彦記念図書館で、10月6日、「たまには源氏物語を読んでみませんか?」と題した「第3回土曜ことば楽」が開かれた。約40人が参加して、作中人物の心内語から読み解く源氏物語のテーマに耳を傾けた。

当日は、源氏物語の研究や勉強会を実施している松下佐智子さん(大泉町在住)を講師に迎え、光源氏と光源氏の初恋の相手・藤壺に焦点を当て、物語のテーマを推察した。

松下さんは、2人の作中人物が心の中で思った心内語や詠んだ和歌などを取り上げて、意味や込められた思いなどを細かく分析。

「源氏と藤壺は互いに深い思いを抱いていたが、最後まで、その愛情を分かち合い、心の一致を味わうことはなかった。男女のうき恋の物語として描かれているといえる」と語り、捉え方によって変化する物語のテーマの面白さを伝えた。

次回の土曜ことば楽は、来年の1月13日で、金田一秀穂さんと田中美奈子さんの姉弟対談を予定している。午後1時開会で、定員は50人。要予約。問い合わせは☎️38・1211まで。