くらし

アニメ「スーパーカブ」啓発ポスター完成

北杜警察署は、市内の各種防犯団体などと協力して、北杜市を舞台にしたテレビアニメ「スーパーカブ」とコラボレーションした広報啓発ポスターを作成し、2月18日に同署で贈呈式を行った。市内の官公署や病院、学校、金融機関などに順次掲示するという。

このテレビアニメは、北杜市内の高校に通う女子生徒が、中古で購入した原付きバイクのスーパーカブを通して友人関係や自分の世界を広げていく人間ドラマで、JR日野春駅や武川町から長坂町に続く道路の景色などが描かれている。放送開始は今年4月。

今回完成した啓発ポスターはB2サイズのカラーで、1000枚作成。犯罪抑止や交通安全に対する注意を呼び掛けるもので、北杜署やパトカーを背景に警察官姿の主人公と「安心安全なまちづくり」の文字が描かれている。ポスター原画は、アニメ制作会社のスタジオKAI(本社:東京)が製作した。

同日の贈呈式には、山梨県防犯協会北杜支部や北杜交通安全協会の代表、県立北杜高等学校の生徒会長などが出席し、北杜署の広川勉署長からポスターが手渡された。

また、リモートでアニメ監督の藤井俊郎さんが参加。北杜署から感謝状が贈られ、藤井さんは「この作品が地域のお役に立てられるのであれば幸いです」と話し、広川署長は、「主人公の女の子は実直で常に前向き。コラボできたらと思いポスターの作成を依頼した。安心安全なまちづくりにつながるとうれしい」と語った。

原作のトネ・コーケンさんからは、「幼少期より何度も訪れた北杜市の交通安全、安寧秩序に微力ながら貢献できたことを光栄に思います」とのコメントが届いた。

出席者を代表してポスターを受け取った北杜高校生徒会長の藤原未侑さん(16)は、「漫画を読んで、知っている風景がたくさんあって興味深かった。このポスターを学校に掲示して、北杜高校の生徒たちに交通事故に気を付けてほしい」と語った。