韮崎エリア

生涯学習フェスタと調べる学習コンクールの入賞者を表彰

文化活動や公民館活動、園児、児童、生徒の作品展や発表などを行う「韮崎市生涯学習フェスタ21」(同実行委員会主催)が、11月10日〜14日に韮崎市民交流センターニコリで開催された。今年も新型コロナウイルス感染拡大を予防するため、発表部門と芸術鑑賞部門は中止。展示部門のみの開催になった。

期間中、ニコリ1階のイベントスペースで園児と小中学生入賞作品の展示、地下1階では文化協会作品や公民館作品、親子ふれあい体験教室作品など約430点が展示され、日ごろの活動の成果が発表された。

また、13日には、同フェスタの園児・小中学生を対象にした美術と書道部門の表彰式と韮崎市立大村記念図書館が募集した「図書館を使った調べる学習コンクール」の表彰式が関係者のみで開かれ、美術と書道部門の金賞19人、調べる学習コンクールの名誉市民賞3人に表彰状が手渡された。

作品の応募数は美術部門375点、書道部門(毛筆)383点、同部門(硬筆)97点で、調べる学習コンクールは、小学生部門47点、中学生部門71点。

当日のあいさつに立った内藤一穂副市長が、「園児、児童、生徒の皆さんはコロナ禍でも先生の指導の下、勉強やスポーツに励んできた。今日の表彰は関心を高めて頑張ってきた成果です」と激励した。

表彰式後には、調べる学習コンクールで入賞した市立韮崎小学校4年の藤原悠亘さんと同韮崎西中学校2年の田中杏奈さん、三枝詩茉さんの3人による発表会が行われ、藤原さんは、「縁の下の力もち 竹」と題して、自宅の庭にある竹林で竹の成長速度や成長の条件などを今年4月〜8月までの期間、毎日観察した成果と竹炭をつくり、自宅で料理や玄関の防臭などに活用したことを語った。

また、田中さんと三枝さんは、共同で研究した「うつってなんだろう?」をテーマに「うつ病」の種類や原因などを紹介。「うつ病が少しでも治せるように」(田中さん)と、食事による改善を提案し、「タンパク質や鉄分をしっかり摂ることが必要」(三枝さん)などと発表した。